ワット・サケットと黄金の丘
民主記念塔の東、チャイナタウンからは北に位置するワット・サケットは、プー・カオ・トーン(黄金の丘)と呼ばれる小高い丘と、その上に建つ黄金色の大仏塔で有名な寺院です。黄金の丘は、現王朝のラーマ3世がアユタヤー王朝のワット・プー・カオ・トーンを模して盛土造成し、その後のラーマ4世がさらに盛土し大仏塔を建立して造られたのでした。近年になって、丘全体をコンクリートで補強し、仏塔に黄金のタイルで補強して今の美しい姿になったのです。
この大仏塔の中には、ラーマ5世時代にセイロンの仏教僧団から贈られた仏舎利が納められています。大仏塔に向うには南北2つの上り口があり、それぞれ頂上まで続く階段が外壁を螺旋状に取り巻いています。階段周辺に咲くインドソケイの香りを楽しみながら、318段の階段と回廊を15分ほどかけてゆっくり上り切ると丘の上の仏塔に到着します。仏塔内には、入ってすぐのところに仏像群があり、その前ではタイの人々がひざまついてお参りしています。
塔内にある狭い階段を上がっていくと、360度を望む見晴らしの良いテラスに出ます。ここからは、ワット・プラケーオや川向こうのワット・アルンまで見渡すことができて、涼しい風が暑さを癒してくれます。このあまりにも有名な大仏塔はワット・サケットの一部ですから、訪れた際には壁画の美しい礼拝堂などもぜひ拝観しておきましょう。また、毎年11月には敷地内で大きな祭りが催され、夜には蝋燭の明かりで黄金の丘がライトアップされてとても幻想的な雰囲気があります。
