ドゥシットエリア
タイの政治の中心地として、またバンコク都の中心地としても機能しているドゥシットエリアは、政府各省の建物やバンコク都庁舎、王室関係者の住まい、などが立ち並ぶ地域であす。王室関係者の住まいが多い北のエリアでは、木造建築で有名なウィマンメーク宮殿や大理石寺院、大仏で有名なワット・インドラヴィハーンなどの見所が点在しています。
官公庁舎の多い中央のエリアでは、広い道路の両側に大きな建物と緑が点在し、繁華街やショッピングエリアとはまったく違った静かで落ち着いた地区です。民主記念塔から南のエリアは、バンコク都庁舎のあるディンソー通りやパリのシャンゼリゼ通りをモデルにしたと言われるラーチャダムヌーン・クラン通りなど、古くからの伝統的な町並みが続く旧市街で、ワット・サケットやワット・スタットなどの歴史的な寺院も数多く点在している地域でもあります。
また、民主記念塔からラーチャダムヌーン・クラン通りを西に向かうと、かつてはバックパッカーの一大拠点であり、今はタイの若者が集う街としての機能も持ち始めているカオサン通りがあり、このカオサン周辺だけが他のドゥシット地区とは少し違う顔を覗かせています。