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ワット・アルン

ワット・アルンといえば、三島由紀夫の小説『暁の寺』の題材として有名ですが、そのシンボルとも言えるチャオプラヤー川沿いにそびえ立つ大仏塔の美しさでも有名です。近年、老朽化に伴う工事が長引いていた間には川からの眺めはよくなかったのですが、今はまた以前のままの、朝日にキラキラ輝く美しい姿とともに夕闇に浮かぶ叙情的なシルエットを拝むことができます。

ワット・アルンは、アユタヤー王朝時代にはワット・マコークと呼ばれていた小さな寺院だったのですが、トンブリー王朝のタクシン王の時代に修復されて、ワット・ジェーンという名前に変わりました。その後、トンブリー王朝のタクシン軍がエメラルド仏をビィエンチャンから持ち帰り、エメラルド仏を祀る第1級王室寺院となったのでした。

その後のトンブリー王朝滅亡とチャクリー王朝遷都に伴い、エメラルド仏はワット・プラケーオに移り第1級王室寺院もワット・プラケーオになりましたが、ラーマ2世の時代に国王の菩提寺となって、名前を現在のワット・アルンと改めました。ラーマ3世の時代に、それまでの高さ14mの仏塔を5年がかりで大改築して、現在の高さ75mの美しい大仏塔が生まれたのです。

大仏塔の急激な階段を上がって行くと、そこからは長閑なトンブリー地区やチャオプラヤー川の水面の景色、対岸の近代的なエリアの様子などが眺められます。また、ター・ティアン船着場から渡し舟で着くと、そこから境内までの途中には、たくさんの土産物屋や何故か大きなヘビを首に巻いたお兄さんがウロウロしています。ヘビと記念写真を撮ろうと追っかけて来てくれますが、記念写真はもちろん有料です。

王宮・ドゥシット

王宮エリアは、現王朝が遷都してできたバンコク発祥の地で、王宮やワット・プラケーオなどの荘厳な寺院のある旧市街地区で、ショッピングエリアとは全く違う歴史的な魅力があるエリアです。ドゥシットエリアは、タイの政治の中心として、バンコク都の中心地としても機能している、官公庁の多く集まる政治と行政の中心的エリアです。歴史的な見所や寺院の多い地域や旧市街らしい落ち着いた佇まいの街を持つエリアでもあります。ただ、観光地区だけに詐欺師なども出没しますから、気をつけて観光するようにしましょう。また、バックパッカーの拠点と呼ばれるカオサン地区のあるエリアでもあります。

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