メータータクシーの乗り方
タクシー乗り場で乗り込むのは日本と同じ方法ですが、バンコクのタクシーは自動ドアではなく、自分でドアを開けて乗り込んで、自分でドアを閉めるのです。また、流しのタクシーを捕まえる場合には、空車のタクシーには日本と同様の位置に赤いランプが点いていますから、それを確認して呼び止めるようにしましょう。赤いランプには、タイ語で「ワーン(空きの意味)」と表示されています。
タクシーに乗るには、まず目的地を運転手が知っているかどうか、乗車拒否せずに行ってくれるかを確認します。なんで?と思われるかもしれませんが、バンコクのタクシー運転手は地方からの出稼ぎの労働者が多く、地理の知識は日本のタクシー運転手のレベルとは比較にならず、道を知らないことが結構あるのです。それと、乗車拒否は違法行為ですが、渋滞が予想されるところや遠距離など、自分が行きたくないと思ったら、中には平気で行かないと言う運転手もいるのです。
乗車OKとなったら乗り込んで、運転手がメーターをオンして料金が表示されるのを確認しましょう。バンコクのタクシーの初乗り運賃は35バーツで、以後は2バーツずつ上がっていきます。信号などで停車中は一定の時間ごとに1バーツずつ上がっていきます。市内のちょっとした移動では40~60バーツくらい、かなり距離を走っても100バーツ前後ですから、外国人旅行者にとってはかなりリーズナブルな乗物と言えるでしょう。
また、バンコクの道路は一方通行が多く、そのため迂回したりして近い距離に時間がかかることがありますが、これは遠回りして運賃を稼いでいるのではなく、そうしないと目的地にたどり着けないからです。目的地に着いたらメーターに表示されている料金を支払いますが、端数が1~5バーツの場合は切り上げにして差額がチップとなる場合が多いです。それが嫌な場合には、端数となる分の小銭も十分に用意しておく必要があるでしょう。