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運河の水上交通

バンコクは、かつて東洋のベネチアとも呼ばれた水の都で、縦横無尽に流れる運河を利用した水上交通の盛んな都市でした。その運河も都市の近代的な発展に伴う開発で殆どが埋め立てられ、今は一部の地域とトンブリー側にその面影を残すばかりです。その今もなお残っている運河を利用して、慢性的な渋滞緩和のために運行されているのが運河ボートで、周辺地区の都民の大切な足として機能しています。

チャオプラヤー川の東側にある街の中心地域では、プラトゥーナム桟橋からセンセープ運河を東西に運航する運河ボートの航路が有名です。チャオプラヤー川の西岸、トンブリー側では今も多くの運河が健在で、その中を奥深くまで走る高速の乗合船があり、主な交通手段がバスのみのトンブリーでは、通勤通学や買物客の貴重な交通手段として機能しています。

運河ボートは、観光用に開発されたものではなく、あくまで地元の足として利用されていますから、観光名所的な所を走っているわけではなく、特にその路線周辺に用事でもなければ、一般的な外国人旅行者が利用することはあまりない乗り物です。それでも、バンコク観光の記念に乗船しようと思う場合には、朝夕のラッシュ時は避けて昼間の空いた時間帯に利用するようにしましょう。

また、チャオプラヤーエキスプレスボートと違い、毎日乗りなれている人が対象のため途中の船着場で乗降にかける時間はほんの僅かです。片足が船の舷にかかったような状態でも発進してしまうことがありますから、運河に落ちて水浸しなんてことにならないように、乗降にだけはよく気をつけて乗りましょう。

バンコクでの交通アクセス

バンコクでは、公共交通機関をうまく乗りこなすことで、効率よく行きたいところへ移動できます。中でもBTS高架電車とMRT地下鉄は渋滞に関係なく快適に移動できますが、その路線は限られており、路線以外へはメータータクシーやトォクトォク、路線バスを併用して移動します。また場所によっては水上交通を利用する方法もあります。

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