チャオプラヤーエキスプレスボート
チャオプラヤー川を運行するチャオプラヤーエキスプレスボートは、川沿いに暮らす多くのバンコク都民に利用されている水上バスのような交通機関です。チャオプラヤーエキスプレスボート社によって運営されるこの船は、北の上流にあるノンタブリー県からバンコクの南部にあるワット・ラーチャシンコーンまでの３２の船着場を結んで川面上を走ります。川面上は渋滞も無く、川岸近くにはバンコクの名所旧跡も多くあることから、外国人旅行者にもかなり利用されている交通機関です。
船の運行は、安全上の理由から午前６時から午後の１８時４０分の明るい時間帯のみで、すべての船着き場に止まる「各駅停車」の普通船の他に、急行船や特急船も運行しています。料金はゾーン制で、普通船が７～１１バーツ、急行船、特急船はそれぞれ割り増し運賃となります。船のチケットは、船着場で購入できる場所もいくつかありますが、船に乗ってから巡回してくる係員さんから購入することもできます。
また、船着場は場所により川の両岸を使い分けており、場所によっては自分の行きたい目的地と反対側の岸に設けられている所もありますが、その場合には船着場から出ている対岸への渡し船を利用することで、本来の目的地に行くことができます。外国人旅行者が利用しやすい船着場は、ＢＴＳサパーンタクシン駅近くのサトーン桟橋で、ここからワットアルンへの渡し船が出るター・ティエンや王宮近くのター・チャンへは３０分もかからずに行くことができます。
