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MRT(バンコクメトロ)

MRTは、2004年7月3日に開通したばかりの地下鉄で、建設プロジェクトを進めてきたMass・Rapid・Transit・Authrity・Of・Thailandの頭文字をとって、MRTとも呼ばれており、現在はバンコクメトロ社によって運営されています。地盤が軟弱なバンコクでは地下鉄建設は不可能といわれてきましたが、日本の技術協力によって難しい工事が可能となり、地下鉄のホームにはその旨を記した記念プレートが埋め込まれています。

タイ語では、ロット・ファイ・タイディンと呼ばれ、「地下の列車」を意味します。BTSと同様に、それまで非常に激しい交通渋滞の続いていたラマ4通りやラチャダーピセーク通りをバスや車で移動することと比較すると、とても利便性が高く、今では周辺に暮らすバンコク都民の足として充分に定着してきているようです。BTSの場合には道路の上に駅がありますから容易に見つけることができますが、地下鉄の場合は駅の周辺に「M」のマークの案内標識があり、これにそって進むと駅の入り口にたどり着くことができます。

MRTの車両は、BTSと同様にドイツのシーメンス社の最新型のモダンな車両で、両車両はとてもよく似た形をしています。MRTの路線は、現在のところ1系統だけで、BTSと比べると比較的ローカル色の強いところを走っています。北のモーチットに近い国鉄の操作場のあるバンスーからラップラオ通り、ラチャダーピセーク通りの下を通り、アソーク通りではスクンビット通りを走るBTSと交差する形で南下し、ラマ4通りに沿って西に向かい国鉄の中央駅であるホアランポーン駅と隣接する形で終着駅のホアランポーン駅まで全18駅間を走っています。

MRTの運行時間は午前6時から深夜24時までで、通勤時間帯には2~4分間間隔で、通常時間帯には4~6分間隔で運行されています。また、MRTの駅構内は、かなり広く作られており、バンコクには珍しい地下街のショッピングスペースを作る計画があり、スクンビット駅ではすでにショッピング街ができて様々なショップで賑わっています。構内では、駅名や行き先表示もタイ語と英語の2ヶ国語表示となっており、外国人旅行者にもわかりやすくなっています。また、プラットホームと線路の間には、香港やシンガポールの地下鉄と同様にガラス張りの壁が設置されていて、線路に落ちることなどのないようになっています。

バンコクでの交通アクセス

バンコクでは、公共交通機関をうまく乗りこなすことで、効率よく行きたいところへ移動できます。中でもBTS高架電車とMRT地下鉄は渋滞に関係なく快適に移動できますが、その路線は限られており、路線以外へはメータータクシーやトォクトォク、路線バスを併用して移動します。また場所によっては水上交通を利用する方法もあります。

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