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日常的なマナー(その1)

タイでは頭は身体の中で一番神聖な場所となっていることから、街中で可愛い子供を見かけても、みだりに頭を撫でるようなことのないように、という風によく言われています。確かに頭は神聖な場所ですが、可愛い子供の頭を撫でるのはタイ人同士でもよく見かけることですし、それほど神経質になることもないようです。でもまあ、全く知らない子供の頭をいきなり撫でて顰蹙を買うよりも、ホッペをツンツンする程度にしておいたほうが良いでしょうね。

タイでは、みだりに人の身体を触ってはいけない、ということもよく言われますが、前述のホッペをツンツンというのはタイ人もよくします。レストランなどに小さな子供連れの家族が入ってきたら、レストランの従業員達がその子のホッペをツンツンしたりして構っています。タイ人は小さな子供が大好きですから、そのままオーダーした食事が揃うまでは、子供の面倒をレストランの従業員が交代でみたりするのもタイらしい風景です。

左手は不浄の手とされていて、食べ物を口に運んだり大切なものを扱うときには必ず右手を使う、ということもよく言われることです。ところが、タイ人の中にも結構左利きの人がいて、普段の生活では利き手を普通に使っており、食事も左利きのままの人がけっこういます。私も左利きですが、食事に左手を使っていても別にタイ人は気にする様子もありませんから、左利きの人がタイに旅行することになっても、それほど気にするようなことはないでしょう。

ただし、人からモノを受け取るようなときには、やはり左手は使わずに右手だけで受け取るのがマナーです。日本のように両手で受け取る作法はタイでは通用しません。タイでは、国立大学の卒業式には王族の方から1人ずつ直接卒業証書を受け取ることができるのですが、その際には左手はまっすぐ下に下ろして身体に付け、右手だけを前に出して最敬礼の姿勢で受け取っています。

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