タイの水道
タイでは、都市部以外ではいまだに地下水を汲み上げて使う井戸水を使っているところが多く、また農村部では雨期の貯め水を使うところもあり、全国的には上水道は完備されていません。
バンコクなどの都市部では、上下水道が発達していますが、水道水はそのままでは飲用には適していません。洗面やお風呂、シャワーに使うには問題はありませんが、ホテルや一般住宅の蛇口から出る水は、あまり水質の良いものではありません。そのため、ホテルでは部屋に飲料用の水を用意しているところが多いのです。
バンコクの水道の源泉は、ドンムアン空港の北にあるパトムタニーというところでチャオプラヤー川から取水して浄水場に送水し浄水処理したものです。浄水場では、砂濾過と沈殿処理、塩素消毒をしており、チャオプラヤー川の水質も悪くないことから、浄水場から出てくる水道水は、日本の浄水場で処理した水道水とほぼ同水準で充分に飲用するのに適しているのです。
ところが、そこから各住宅やホテルなどへ運ばれる配水管が問題で、古い排水管に周りの地下水などが混じることもありますし、また住宅やホテルの屋上にある貯水タンクの中が不衛生な状態になっていることもあり、そのため水道水に大腸菌が混じるようなこともあるのです。
ですから、タイ人も水道の水はそのまま飲みません。湯冷ましにするかドリンキングウォーターを買うのが普通で、バンコク在住の私も定期的にペットボトル入りの水を大量に購入して部屋にストックしています。
