タイでのオーバーステイ
ノービザだから30日までは大丈夫だと思っていたら、スタンプには1週間しか滞在が許可されておらず、結果としてオーバーステイになってしまった、ということもまれにあります。滞在期間はあくまでも入国審査官の裁量で決まることですし、たまには間違えた日付をスタンプされてしまうこともあります。
こうして故意や過失に関わりなく、入国時や延長時に許可された滞在期間や延長期間を過ぎて、なおタイに留まっていることをオーバーステイといいます。滞在中に発覚しなくても、出国時には日数分の罰金が科せられます。空港から出国する場合、罰金は1日目は無料、2日目は1000バーツ、それ以降1日ごとに500バーツが加算され、最高2万バーツがその上限です。
なんだ、それくらいなら2、3日オーバーステイしても大したことない、と思われるかもしれませんが、オーバーステイした場合には次回のタイ入国に支障が出る場合もあります。また、オーバーステイで滞在中に警察官の職務質問などで発覚したら、不法滞在者として逮捕監禁される場合もあるのです。数日間のオーバーステイと侮っていては大変なことになる可能性もありますから、滞在の延長を希望する場合には、必ず延長手続きをするようにしましょう。