タイの歴史(アユタヤー王朝~トンブリー王朝時代)

アユタヤー王朝が一番勢いのあった頃には、肥沃なチャオプラヤーデルタを背景に、強大な軍事力でクメール王国のアンコール王朝を滅ぼすほどの力を持ち、またアジア有数の豊かな商業都市としても栄え、西洋諸国や中国、インド、日本とも交易があり、山田長政がアユタヤーで活躍したのもその頃でした。そうした豊かさがビルマの羨望の対象となって、最終的には滅ぼされてしまったのです。
アユタヤー王朝がビルマに滅ぼされた後、アユタヤー王朝の将軍だったプラヤー・タクシンが、チャオプラヤー川南部のバンコク対岸にあるトンブリーに新王朝を築き、1769年に自らが王となってアユタヤーをビルマから奪還して支配権を回復し、北部地方をシャム王国に併合するなどの目覚しい活躍をしました。しかし、晩年には精神に錯乱をきたして処刑されてしまい、トンブリー王朝はタクシン一代で終焉しました。
