タイの歴史(最初の統一国家時代)
13世紀頃に、クメール王国の衰退に乗じてメコン川流域にあった小国がまとまり、タイ族で最初の統一国家であるスコータイ王朝が建国されました。スコータイ王朝が最盛期となる第3代国王のラムカムヘン王時代には、強大な軍事力と高度な政治体制を背景に、ラオスやシンガポール辺りまでその勢力を延ばしたと言われています。
14世紀後半、衰退しつつあったスコータイ王朝は、1376年に勢力を拡大しつつあったアユタヤー王朝に併合されて、その歴史の幕を閉じました。スコータイ王朝のラムカムヘン王は、クメール文字を改良したタイ文字を発案したり、スリランカから伝来した上座部仏教を国教に制定したりと現在のタイ国家の礎を作り上げた王としてもよく知られています。
また、スコータイ王朝が最盛期となる頃、北部でもクメール王国の衰退に乗じ、小国の王であったメンライ王がラムカムヘン王の助けを借りてランナータイ王朝を建国しました。ランナータイ王朝は、チェンマイを都として一時はラオスのビィエンチャンまで領土を拡大しましたが、1558年にはランナー王朝は衰退してビルマの属国になったのでした。
