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タイの歴史(タイ族以前の時代)

タイの歴史
タイ王国が今ある地域には、12世紀の終わり頃までは他の民族が住んでおり、マレー半島の南部一帯はシュリービジャヤというマレー人が作った国が支配していました。シュリービジャヤはスマトラを中心に、マレー半島に至る沿岸域で海上交易を盛んに行って栄えていた大乗仏教を信仰する国でした。

また、チャオプラヤー川下流域を中心とした中央部には、ドラバラディというモン族の国があり、仏教を中心とした高度な文化圏を形成していたらしく、ナコンパトムやクレッタ島などに今もその面影を残しています。

タイの歴史12世紀頃、カンボジアのアンコールを首都にしてタイ東北部にも勢力を伸ばしていたクメール王国は、一時はタイ全土を支配するほどの勢力を誇ったのですが、その後急速に勢力が衰えて凋落していったのでした。
しかし、当時の栄華を誇ったクメール美術やクメール様式の建造物、クメール文字などの文化的な産物は、その後のタイ族王朝にも大きな影響をもたらしたのでした。

タイ基本情報

タイの国家体制や政治、経済、国土、人口、人種、言語、気候などタイに関する基本的な国情報と、スコータイ時代に始まり現在も続いているチャクリー王朝に至るまでの、タイの歴史的な国家の成り立ちについて少し詳しく掘り下げて述べています。

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