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ランナム通り

ランナム通りは、BTSアヌサワリー・チャイ駅南口のあるパヤタイ通りと接したところから、東を走るラッチャプラロップ通りまでの約1キロ弱の短い通りですが、以前は戦勝記念塔近くに東北(イサーン地方)行きのバスターミナルがあったことから、東北イサーン料理の名物食堂や屋台が中心のローカル色の強い通りでした。その後、この通りの周りにあるアパートに住む日本人を含めた外国人が増え始め、それに伴って欧風料理店や日本食レストラン、コーヒーショップなども徐々に登場し、現在ではローカルの香りを残しながらも多国籍な通りへと変貌してきたのです。

最近では、新国際空港へのアクセスとなる鉄道の始発駅が近くに建設されていることから、それに合わせてデューティフリーショップの入る大きなビルが建設されていたり、ランナム通りの入り口となるBTSの南口付近には、センチュリー・ザ・ムービー・プラザというシネマコンプレックスやスーパーのある大型ショッピングモールもオープンし、中に入る飲食店や専門店も賑わいを見せ始めています。

ラチャプラロップ通り寄りの、ランナム通りからラチャウィティー通りへ南北に跨っているサンティパープ公園では、緑豊かな園内を散歩したり、ベンチや芝生でのんびり寛ぐタイ人を多く見かけます。夕方からは、ジョギングしたり太極拳、エアロビクスなどで汗を流す人々も多い公園ですが、都心とは少し違った長閑な空気が流れていますす。

このランナム通りを含めた戦勝記念塔エリアには、ローカルの人々に混じって日本人を含めた外国人も暮らしていますから、100%ローカルのエリアに行くのは難しいとしても、タイ人と外国人が共存して暮らしているこのエリアなら尻込みすることなく探索できるのではないでしょうか。都心のショッピングゾーンとは違い、人は多くてもどこかのんびりした雰囲気がありますから、まったりとした過ごし方ができる街です。

ラチャダー・戦勝記念塔

ラチャダ・ピセークエリアは、スクンビット通りのソイ・アソークを北上してラチャダ・ピセーク通りがラマ9世通りを超えた辺りから、バンコク北部のラップラオ通りと交差する辺りまでの範囲を一般的に指します。かつて副都心計画が頓挫しましたが、最近では地下鉄の開通により徐々に活気付く街になりつつあります。IT系のオフィスビルも数多く、ビジネス街としての顔も見せつつあります。戦勝記念塔エリアはBTSアヌサワリー・チャイ駅を起点に、そのすぐ北にある戦勝記念塔のロータリー周りと、そこから東西へ延びるラチャウィティー通り、一本南のランナム通り一帯を中心にローカルの人々で賑わう普段着の街です。ランナム通り界隈では、新空港の起点となる駅の建設が見込まれ、徐々に多国籍な街に変貌しつつあります。

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