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戦勝記念塔からラチャウィティー

BTSアヌサワリー・チャイ駅東出口から戦勝記念塔ロータリー東北にかけて延びる歩道橋上では、Tシャツなどの衣料品や雑貨、アクセサリー、文房具、お供え用の花など、様々なものが無秩序に並ぶ屋台とも言えないフリーマーケットのような状態が続き、中にはトンでもない出物もあったりして、見て歩くだけでも楽しいです。歩道橋からロータリー全体に広がるバス乗降客を対象にした広大な屋台群では、様々な露店で扱うグッズや屋台フードが一堂に会しており、ツミレの揚物を頬張りながらぶらぶら見て歩くのもいいでしょう。

BTS歩道橋がロータリー上に差し掛かってすぐ下には、ビクトリーポイントというちょっとした広場があり、そこにも露店や屋台が広がっていますが、常設のリーズナブルなコーヒーショップやベーカリーショップ、クイジャップ(つるつる白くて変わった麺)の有名店、乾期には小さなビアガーデンもオープンしています。ビクトリーポイントの周りには、ジャズの生演奏で有名なサキソフォンという老舗パブや日本から進出してきたラーメン屋チェーン店もあって、この辺りは在住日本人の多いエリアでもあります。

ビクトリーポイントをほんの少し北に歩き、ロータリーから東に延びているラチャウィティー通りに出ると、すぐ右手にセンターワンというショッピングビルがあり、近辺にある大学や高校の生徒達で賑わっています。衣料品や雑貨、ファストフード店がゴチャゴチャ入っている雑居ビルですが、都心では見かけないローカルタイスキ屋さんなどもあって、なかなか面白いスポットです。このセンターワンとラチャウィティー通りに続くショップハウス群では、ちょっと流行に敏感で安くて質はそこそこ、といったチープな衣料品を扱う店が軒を連ね、午後遅くから夕方にかけては凄い数の女子高校生や女子大生、OLなどで賑わい、年中バーゲンセールのような様相の街角です。

ラチャダー・戦勝記念塔

ラチャダ・ピセークエリアは、スクンビット通りのソイ・アソークを北上してラチャダ・ピセーク通りがラマ9世通りを超えた辺りから、バンコク北部のラップラオ通りと交差する辺りまでの範囲を一般的に指します。かつて副都心計画が頓挫しましたが、最近では地下鉄の開通により徐々に活気付く街になりつつあります。IT系のオフィスビルも数多く、ビジネス街としての顔も見せつつあります。戦勝記念塔エリアはBTSアヌサワリー・チャイ駅を起点に、そのすぐ北にある戦勝記念塔のロータリー周りと、そこから東西へ延びるラチャウィティー通り、一本南のランナム通り一帯を中心にローカルの人々で賑わう普段着の街です。ランナム通り界隈では、新空港の起点となる駅の建設が見込まれ、徐々に多国籍な街に変貌しつつあります。

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