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ムエ・タイ(ムアイ・タイ)

タイの国技であるムエ・タイ(ムアイ=格闘技)は、これまで近隣国と長い戦争の歴史を経験してきた中で生まれた戦争のための格闘技でした。そのため、激しいパンチや肘打ち、キックなど身体のあらゆる部位を駆使した激しい格闘技です。そうした歴史的な経緯から、タイ人はムエ・タイをスポーツのひとつのジャンルとは思わず神聖な国技として考えており、日本の相撲にも通じる精神的な要素が感じられます。試合前のワイ・クルーと呼ばれる独特の舞なども、どこか伝統的な国技としての格調があるように思えます。

かつては、身を守るプロテクションがない素手に布を巻きつけただけの怪我が頻発する大変危険な格闘技でしたが、現在ではボクシング用のグローブを使用し、国際的なルールにほぼ沿って試合が行われています。ムエ・タイにはいくつかの流派のようなものがあり、現在の主流は、王室系のラーチャダムヌン・スタジアムと陸軍系のルンピニー・スタジアムの2つで、やはり王室系のラーチャダムヌンが一番格が高いようですが、どちらも常にテレビで実況中継が行われており、双方でタイ国民の人気を2分しています。

スタジアムでは、いずれもリングサイド、2階、3階の席に分かれており、すべてが自由席ですから、観戦には早めに出かけないと良い席は早くから埋まってしまいます。また、それぞれ分かれた席には移動できないようになっています。試合は3分5ラウンド戦ですから、一般のボクシングよりも多くの試合が観られ、一晩で10試合前後が組まれます。また、最終戦がメインイベントではなく、半分を過ぎた6、7番目がメインとなります。チケットは窓口で当日購入することができ、通常で220~1000バーツ、大きなカードが組まれた場合にはリングサイドは2000バーツと高くなります。

◆ルンピニー・スタジアム
火&金曜日/18:30~
土曜日/14:00~、18:30~
・0-2251-4303 ルンピニー・ナイト・バザールの東隣

◆ラチャダムヌン・スタジアム
月&水&木曜日/18:00~
日曜日/17:00~
・0-2281-4205 ドゥシット地区、ラーチャダムヌン・ノーク通り

スパ・エステ・タイマッサージ

バンコクにあるスパやエステサロンはリーズナブルでレベルが高いと言われ、多くの在住日本人や日本人旅行者が利用しています。また、伝統的なタイマッサージの店も多く、リーズナブルにリラクゼーションが体験できると評判です。宮廷舞踊やムエタイなども観てみたいものです。宵っ張りの街とも言われる夜のエンターテイメントも楽しみたいですね。

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