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チャルン・クルン通り

発達した運河が主な交通の手段だった当時、バンコクに滞在する西欧人からは「馬車を使って陸の道路を走りたい」という願いが出ており、その希望を叶えるためにラマ4世がバンコクで初めて舗装道路を作ったのが、このチャルン・クルン通りです。これまでの土埃の舞う道と比較して、舗装されたこの新しい道を西欧人がニューロードと呼び始め、その呼び名が今も西洋人の間では愛称として定着しています。

チャルン・クルン通りは、ヤワラートエリアから国鉄ホアランポーン駅近くを大きく曲がりながらチャオプラヤー川沿いに南下して、リバーシティやロイヤルオーキッド・シェラトンホテル近くまで続くシープラヤ通りの最西端と交差して南下します。中央郵便局の前を通り、川沿いにザ・オリエンタルホテルのあるスリウォン通りの最西端とも交差し、更にシーロム通り最西端と交差しながら南下します。

BTSサパーン・タクシン駅の高架下をくぐり、少し南下した右手の川沿いにあるのがワット・ヤンナワーで、古い伝統的なジャンク船の形に似せた仏塔のある独創的な寺院です。更に南下し続けて、バンコク南部のクルンテープ橋を渡るラマ3通りとの三叉路が、チャルン・クルン通りが終わる地点です。

シーロム

チャオプラヤー川岸に近いバーンラック市場周辺からルンピニー公園前までを結んでいる大通りがシーロム通りで、通りの周辺にはバンコクの金融街、ビジネス街が続き、大繁華街としても発展してきたエリアです。またチャオプラヤー川沿いに建ち並ぶ高級ホテルの滞在者にとっては都市観光の街としての側面も持ち、さらに歓楽街としての側面も併せ持つエリアです。

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