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チャイナタウンの中心

チャイナタウンの呼び名で知られるヤワラート地区の中心は、国鉄ホアランポーン駅の西側からチャオプラヤー川岸まで漠然と広がっていますが、川に近い順からサンペン・レーン通り、ヤワラート通り、チャルン・クルン通りの3つの平行して走っている通りに挟まれた一角が、私たち外国人が歩いても楽しい繁華街となっています。ラッタナコーシンから中国移民が最初に移り住んだのがサンペン・レーン通りで、今はアクセサリーなどの卸小売で賑わう通りです。

ヤワラート通りは、かつては大手銀行の本店などが集中していた大金融街でしたが、今は金融街はビジネスの中心であるシーロム地区に移り、大繁華街としての要素が突出してそのまま残っています。チャルン・クルン通りは、その「繁栄」という意味の名が示す通り、タイでは初めての舗装道路であり初めての街灯の付いた道路でもあり、ヤワラートがバンコク経済の中心地だった頃の新興地域でした。

現在では、ヤワラート通りを中心とした地域が、買物や飲食を目的とした中華系の人々で大いに賑わっており、この一帯では私たち外国人でも本場の中華料理や海鮮料理、フカヒレ料理などを手頃な価格で味わうことができますし、餃子やシュウマイなどの点心を手軽に楽しむこともできます。また、漢方薬局を覗いて健康相談をしてみたり、中華の食材やお茶を安く手に入れるのも楽しみな庶民的な街です。

都心からこの街に入ると、何だか肩の力が抜けて普段の自分に戻り身体がほぐれて来るような気分にもさせてくれる、そんな不思議な魅力を持つ街でもあります。人が多く行き交って多少歩きにくいものの、バンコクのほかの地区と比べると、歩道が整っていて安心して歩き回ることができる地区ですから、滞在中の1日をチャイナタウン散策に費やしてみるのも面白いでしょう。

チャイナタウン

チャイナタウン(ヤワラート)エリアは、古くから中国人が移り住んできた中国色の強いエリアです。現王朝がラッタナコーシン島に遷都した当時、ラッタナコーシン島周辺に暮らしていた中国系住民をヤワラートに移したのがこの街の歴史の始まりで、かつてはタイの経済の中心として発展しましたが、今は買物や飲食で賑わう繁華街です。

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