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ウィマン・メーク宮殿(ラーマ5世博物館)

ドシットエリアの北にある現国王の住まいのチットラダー宮殿のほど近くに位置し、広大な旧ドゥシット庭園の中にあるウィマン・メーク宮殿は、ラーマ5世が生活の場を構えていた場所で、その名には「雲上の宮殿」という意味があります。ここへの入場は、ワット・プラケーオへの入場の際に渡されるチケットに含まれていますから、ワット・プラケーオの入場券はなくさないようにしましょう。それと、こちらも王宮やワットプラケーオ同様に、きちんとした服装でないと入れてもらえませんから、そのつもりで服装を整えて行きましょう。

宮殿は、総チーク材でできた3層建築で、設計は大理石寺院と同じ異母弟のナリッサラーヌワッティウォン親王が担当し、タイとヨーロッパの様式を巧みに折衷させて作られた美しい建築物です。宮殿内は、勝手に見学することはできず、訪れる人々を何人かのグループにして、英語かタイ語のガイドが付いて回るツアー形式で見学することになります。宮殿内には、食器や家具などの調度品が展示されており、第2次大戦中の爆撃の跡などもそのまま残されています。

またこの建物は、タイで初めて電気設備が設置されたらしく、当時の電気設備も残されていて、とても興味深く見学することができます。宮殿以外にも、広大な敷地に点在する各建物が博物館や展示館になっており、プーミポン現国王の撮影された写真が展示されている建物や、王室関係の方々にゆかりの物が展示されている建物などがあります。また、宮殿裏のステージでは、タイ伝統舞踊のステージが午前10時半と午後14時から各30分催されますから、この時間に合わせて宮殿内を見学するのがいいですね。

王宮・ドゥシット

王宮エリアは、現王朝が遷都してできたバンコク発祥の地で、王宮やワット・プラケーオなどの荘厳な寺院のある旧市街地区で、ショッピングエリアとは全く違う歴史的な魅力があるエリアです。ドゥシットエリアは、タイの政治の中心として、バンコク都の中心地としても機能している、官公庁の多く集まる政治と行政の中心的エリアです。歴史的な見所や寺院の多い地域や旧市街らしい落ち着いた佇まいの街を持つエリアでもあります。ただ、観光地区だけに詐欺師なども出没しますから、気をつけて観光するようにしましょう。また、バックパッカーの拠点と呼ばれるカオサン地区のあるエリアでもあります。

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