ひとつの旅客ターミナルビル
旅客ターミナルビルはガラスを多用しており、建物を覆う巨大な鉄骨に様々な種類のガラスを組み合わせ、光をコントロールして明るく機能的な造りになっています。外観はとても斬新なデザインの近代的な建物で、夜に全景を眺めると、青く光り輝く近未来の建物のようなイメージがあります。今後の問題は、高いところに立体的に敷き詰められているあれだけ多くのガラスを、汚れやすい現地の風土環境の中でどうやってメンテナンスしていくのか、ということだと思います。
新バンコク国際空港では、入って左側が国内線、右側が国際線のチェックインカウンターと、国内・国際線をひとつのターミナルで兼ねています。その分とても広いターミナル内で目的の航空会社カウンターを探す必要があります。日本でも他国でも、規模の大きな空港ほど国際線のターミナルを第1、第2とかA、Bなどと分けているのが一般的で、国内線と国際線も分かれているのが一般的です。ところがスワンナプーム空港では、それらをすべて一箇所に集中してコントロールしているのがとても大きな特徴です。
その分、発着コンコースはAからGの7通りに分かれており、そのうちAとBは国内線、CからGは国際線となり、出発の場合には中央のターミナルからそれぞれのコンコースへ移動することになります。コンコースのそれぞれの長さも様々で、一番短いBは全長270メートル、一番長いDだと全長909メートルとかなり長い距離を移動しますが、いずれも徒歩と歩く歩道での移動となり、個人的にはシャトルなどの設備がないのがちょっと不満です。
