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マハチャイまでの各駅停車の旅

アジア有数の近代都市であるバンコクの喧騒に疲れたら、各駅列車に乗って鄙びた港町に向う日帰りの旅はいかがでしょう。こののんびりした列車の旅では、見慣れたバンコクの街並みとはまったく違う、庶民の日常生活風景や古いオールドバンコクの郊外を体感することができます。出発地点はトンブリー地区のウォン・ウィエン・ヤイ駅です。ここから隣県の港町マハチャイまでの約1時間、メークローン線の長閑な旅を楽しみましょう。

とても小さなウォン・ウィエン・ヤイ駅は、周りを市場に囲まれていて衣料品の陰に隠れて外からは見えません。何とか探し出すと小さな駅事務所がありますから、そこで切符を購入します。終点まで10バーツの割にはしっかりした厚紙の切符をもらえます。マハチャイで降りるときに切符を渡す必要がなく、これはいい記念品になります。列車はほぼ1時間に1本、列車を待つホームでは、食堂や露店などが入り乱れ、駅に店があるのか市場の中に駅があるのか良く分からない状態です。

20年ほど前の日本のJR製電車が付いて乗り込み発車しますが、車両の両端にあるドアは開けたままです。まあ風が入ってきて涼しいので問題なし。下町の庶民的な住宅密集地を過ぎた頃から、車窓は椰子の林が続き南国情緒一杯です。各駅停車で長閑な駅に止まりつつ終点のマハチャイ駅に着きましたが、ここは本当に市場の建物の中に駅があります。ホームの周りでは豚の頭のあるお肉屋さんやお惣菜屋さん、衣料品屋さんで溢れています。

駅からは、イカやカニ、海老、貝などの新鮮な海産物を売るお店が続く中を、河口まで歩きます。ここマハチャイは、タイ湾の河口に面した鄙びた港町です。このターチーン川を渡船で渡り、対岸のバーンレーム駅からさらに線路は続きます。船着場では、小さな机に2人座って1人が切符売り、もう1人が改札です。1人で充分とも思うのですが、ここはタイ。対岸のバーンレームには時計台があり、その下には自転車の後ろに幌つき車をつけた人力三輪車が客待ちしています。これに乗って中国寺院やバーンレーム駅を一巡り、所要時間1時間で80バーツでした。

バーンレーム駅からさらに列車を乗ると、終点のメークローンまで行き着くことが出来ますが、こちらは1日4本しか出てないのでまた今度です。渡船で再び元来た岸へ引き返し、渡船乗り場の2階にある食堂でランチです。場所柄、海鮮類が安くて新鮮で大満足です。オープン食堂なのでテラスからの海風が心地よく、長閑な河口の景色を眺めているとビールの力もあってまどろみそうです。

駅の方に戻りますが、途中の大きな公園前にはイカや貝など様々な海鮮の屋台が出ており、ひとつ10バーツの値段に釣られて買い食いです。海の近くだからか、バンコクの屋台よりも新鮮でしかも安くて量が多いです。駅へ着くまでに、両側にずらりと並んだお店へ寄ってはスルメや干物などの土産を物色です。バンコクへは、来た道中と同様に各駅停車にガタゴト揺られながらののんびりした旅でした。

バンコク近郊

アジアを代表する近代都市であるバンコクの喧騒に疲れたら、時にはバンコク近郊へワンデイトリップしてみるのはいかがでしょう。かつての旧都アユタヤーでタイの歴史を感じたり、カンチャナブリーまで泰緬鉄道で出かけて歴史の重さを実感したり、マハチャイまでのんびり各駅停車で出かけてみるのも面白いです。又、バンコクはビーチリゾートであるパタヤにも車で2時間ほどの距離にあります。パタヤはビーチリゾートとして定着していますが、実際は海水もきれいではないですし、観光客が大勢いるので、ゆっくりとすごしたい方には向いていないかもしれません。ちなみにパタヤへはタクシーで行ったとしても1500バーツくらいで行けます。

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