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ウォン・ウィエン・ヤイ周辺

ウォン・ウィエン・ヤイは、チャイナタウンやBTSサパーンタクシン駅辺りから、チャオプラヤー川を挟んだ対岸を少し内側に入った辺りに位置し、バンコクの都心部からは、タクシーや路線バス、BTSシャトルバスでのアクセスとなります。(2009年5月からBTSでもアクセスできるようになりました。)地名にもなっているウォン・ウェイン・ヤイと呼ばれるタクシン王の騎馬像を中心に配したロータリーの周りには、ロビンソンデパートを始め衣料や雑貨を扱う商店が集中しており、平日の夕方からや土日の日中には多くの人出で賑わうスポットです。

ロータリーからほど近くにあるウォン・ウィエン・ヤイ駅周辺は、まだまだ庶民的な古い下町の雰囲気が残っています。駅近くのグンウィチット市場では、生鮮食料品に混じって大きなホウロウ製の洗面器に盛ったお惣菜を売るお店があったり、プアンマラーイと呼ばれるジャスミンの花で作ったお供え用の花輪を売る少女がうろうろしていたり、そんな気取らない下町の混沌とした生活が覗ける一帯です。歩道のあちこちに点在している屋台もバンコク都心部より幾分か安く、物価の安い地区でもあります。

肝心のウォン・ウィエン・ヤイ駅も、駅前にある衣料品の露店の後ろに隠れてしまっていて、初めてだとその裏に駅があるとはとても気づきません。一本しかない駅のホームには、衣料品店やパン屋さん、お惣菜屋さん、麺食堂に一杯飲み屋など、様々なお店が連なっていて、このメークロン線沿線部に暮らす人々にはとても重宝されているようです。この小さな単線の始発駅から、タイ国鉄のローカル線に乗って、タイ湾近くの港町マハチャイまでの長閑なショートトリップを楽しむのもいいものです。

バンコク近郊

アジアを代表する近代都市であるバンコクの喧騒に疲れたら、時にはバンコク近郊へワンデイトリップしてみるのはいかがでしょう。かつての旧都アユタヤーでタイの歴史を感じたり、カンチャナブリーまで泰緬鉄道で出かけて歴史の重さを実感したり、マハチャイまでのんびり各駅停車で出かけてみるのも面白いです。又、バンコクはビーチリゾートであるパタヤにも車で2時間ほどの距離にあります。パタヤはビーチリゾートとして定着していますが、実際は海水もきれいではないですし、観光客が大勢いるので、ゆっくりとすごしたい方には向いていないかもしれません。ちなみにパタヤへはタクシーで行ったとしても1500バーツくらいで行けます。

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